みなさん、りゅう@kawamuraryuです。
平成レトロブームがじわじわと再燃している今、「昔使っていたカセットプレイヤーをもう一度動かしたい」「押し入れから出てきたラジカセを修理したい」と考える人が増えています。
今回修理したのは Panasonic RQ-CW05。90年代後半に発売されたポータブルカセットプレイヤーで、当時としてはコンパクトかつデザイン性も高いモデルです。
しかし、電源は入るのに再生しない…。その原因のほとんどは ゴムベルトの劣化 です。
この記事では、実際に修理できた手順を初心者目線で詳しく解説します。特別な技術は不要なので、平成レトロ家電を復活させたい方はぜひ参考にしてください。
実はこのような修理は普段ブログでよく記事にしているPS1の修理や バイク整備DIYと同じく、原因を知れば初心者でも十分可能です。
こちらに実際作業していた動画もあります。合わせてチェックしてみてください。
Panasonic RQ-CW05が動かなくなる主な原因
平成〜90年代のカセットプレイヤーで最も多い故障原因は、以下の3つに集約されます。
- ゴムベルトの伸び・劣化・断裂
- グリスの劣化による回転不良
- ヘッドやピンチローラーの汚れ
今回のRQ-CW05も、分解してみると ゴムベルトが完全に断裂して空回りしていました。

つまり「よくある故障=直る可能性が高い」ということです。
今回のRQ-CW05のカセットプレイヤーがスケルトンなのでゴムベルトの状況が一目で分かるというとこも整備のしやすさが伺えます。

修理前に準備するもの
必要な工具
- 小さいマイナスドライバー
- 綿棒
- 無水エタノール(清掃用)
交換用ゴムベルト
- 汎用カセットデッキ用ゴムベルト
- 元のベルトよりやや小さめを選ぶのがコツ
※ 純正部品はほぼ入手不可ですが、汎用品で問題なく修理可能です。
こちらが今回購入したゴムベルトです。元のサイズがわからなかったので、色々なサイズのゴムをセットで売ってるものを購入しました。
Panasonic RQ-CW05 分解手順
① 外装ケースを外す
まずはケースを外していきますがこちらはネジとかがなかったのでこのように隙間にカードを突っ込みました。1箇所、隙間ができると小さいマイナスドライバーをツッコミケースを外しやすくしました。

少しカードを突っ込むとケースのツメがはずれて浮いてきたとこに小さいマイナスドライバーを突っ込んでおきます。

こんな風にケースの間にかますだけでマイナスドライバーではケースを開けないようにしましょう。おそらくケースが破損します。

ケースを開けると、基板とプーリがあるシンプルな構造が確認できます。

② メカ部にアクセス
再生機構の中央付近に、問題のゴムベルトがあります。ケースがスケルトンだったこともあり症状が確認しやすくてPanasonicのRQ-CW05は整備しやすいですね。
基盤の後ろにプーリが、つまりゴムベルトがかかってる所がありましたが、基盤はハンダでじゃないと完全に外すことは出来なさそうですが、別に外さなくてもゴムベルトをプーリに引っ掛けることは出来そうです。
小さいプラスドライバーで基盤が止まってるネジを外して基盤がぐらつくくらいはさせておくといいです。2箇所程度はずしました。

多くの場合、以下のいずれかの状態です。
- ドロドロに溶けている
- 完全に伸び切っている
- プーリーから外れている
今回の私のPanasonicのRQ-CW05はドロドロに溶けてベルトも切れている状態でした。

劣化したゴムベルトの除去と清掃
古いゴムベルトは 必ず完全に除去 します。マイナスドライバーと綿棒で除去しましたが、マイナスドライバーの先端にゴムが付着するので最初から綿棒と無水エタノールを使ってもいいかもしれません。
ゴムカスが取れたかなと綿棒で擦ってみると黒いのがつくのでしっかり黒いのが付着しなくなるまで綿棒で汚れを除去しました。

今回の私の作業の場合は無水エタノールがなっかたのでブレーキパーツクリーナーを使いました。

結構取れました。

- プーリーに付着したゴムカスを清掃
ここを雑にすると、音揺れ(ワウ・フラッター)の原因になるため要注意です。このように綿棒に黒ずみがつかなくなるまで掃除してあげます。

新しいゴムベルトの取り付け

新しいゴムベルトを取り付けていきます。PanasonicのRQ-CW05はゴムベルトが大と小の2本が必要みたいです。

ねじれがないこと、強すぎず緩すぎないテンションが重要です。
基盤の後ろの奥の方にあるプーリはこのように小さいマイナスドライバーなどでプーリに引っかけたりすると作業がやりやすかったです。

ここが決まれば、修理の成功率は一気に上がります。
小さい方のゴムベルトも取り付けます。

今回はベルトの掛け方が最初、間違っていたのでカセットのA面B面の切り替わりがうまくいかなったのとケースを閉じて再生した時に音がスローモーションに再生されてしまいました。(おそらくケースを閉じることによりベルトが圧迫されたのだと思います。)
正しくはこのようなベルトの掛け方です。下記の写真のようにゴムベルトが付いていました

動作確認と調整
仮組み状態で電池を入れ、
- 再生
- 早送り
- 巻き戻し
を確認します。この時点で音が出れば ほぼ修理成功 です。音がこもる場合は、ヘッドやピンチローラーを綿棒+エタノールで清掃しましょう。
修理完了|平成レトロが蘇る瞬間
カセットが回り、スピーカーからあの独特なアナログ音が流れた瞬間は本当に感動します。私が昔に愛用していたラジカセが復活しました。

デジタル全盛の今だからこそ、
- カセット特有のノイズ
- 巻き戻しのメカ音
- 手で操作する感覚
すべてが「平成レトロ」ラジカセとして価値を持っています。
初心者向け|修理して分かったこと
- 故障原因の大半はゴムベルト
- 高価な工具は不要
- 失敗しても学びが多い
RQ-CW05は構造がシンプルで、初めてのカセット修理に最適な機種です。
まとめ|平成レトロ家電はまだ直せる
Panasonic RQ-CW05の修理を通して感じたのは、昔の家電は「直す前提」で作られているということ。
捨てる前に、ぜひ一度フタを開けてみてください。あなたの押し入れにも、まだ蘇る平成レトロが眠っているかもしれません。ぜひ復活させてみてください
こちらに実際作業していた動画もあります。合わせてチェックしてみてください。私の作業の失敗時の様子なども参考になると思います。
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