電気あんかが温かくならない|原因は温度ヒューズ断線【DIY修理で復活】

みなさん、りゅう@kawamuraryuです。

今回はこちらの電気あんかが温かくならなくなったので原因調査と修理をしていきます。

温かくならなくなった電気あんかの外観 修理前の状態

寒い季節になると、押し入れから引っ張り出してくる家電のひとつが電気あんかではないでしょうか。

「去年までは普通に使えていたのに、今年出してみたら全然温かくならない」そんな症状に心当たりがある方は、実はかなり多いと思います。私は今年も冬が来て電気あんかを出しました。最初は普通に使えてたのですが、ある日急に温かくならなくなりました。なぜだと?思い今回は電気あんかを修理してみる事にしました。

結論から言うと、原因は温度ヒューズの断線。この温度ヒューズを交換することで、無事に復活させることができました。

この記事では、

  • 電気あんかが温かくならなくなる原因
  • 温度ヒューズとは何か
  • 実際の分解・修理の流れ
  • 修理時の注意点

電気工作初心者の方にも分かるように丁寧に解説していきます。かくいう私も初心者です。

実際作業した様子の動画がこちらになります。


電気あんかが温かくならない原因とは?

電気あんかは構造的にとてもシンプルな家電です。

基本的には、

  • 電源コード
  • 発熱体(ヒーター線)
  • 温度制御部品(サーモスタット)

この3つで成り立っています。

そのため、温かくならなくなった場合の原因も、ある程度パターンが決まっています。

よくある故障原因

  • 電源コードの断線
  • 内部配線の接触不良
  • ヒーター線の断線
  • 温度ヒューズの断線

この中でも、特に多いのが温度ヒューズの断線です。

電気あんかは「高温になりすぎない」ことが最重要な家電なので、安全装置がかなり厳重に作られています。その代表が温度ヒューズです。


温度ヒューズとは?役割を簡単に解説

温度ヒューズとは、一定以上の温度になると自動的に回路を遮断する安全部品です。

つまり、

  • 異常発熱
  • 長時間の使用
  • 経年劣化

などが原因で、「これ以上は危険」と判断すると、自ら切れて電気を止める仕組みになっています。

一度切れた温度ヒューズは、基本的に自然復帰しません
そのため、温度ヒューズが切れてしまうと、電源が入っていてもヒーターが動作しなくなります。

今回の電気あんかも、まさにこの状態でした。


修理前に確認しておくべきポイント

いきなり分解する前に、必ず以下を確認してください。

  • コンセントは正常か
  • 延長コードを使っていないか
  • 電源コードに折れ・断線がないか

これらに問題がなければ、内部修理の可能性が高いです。

エコチェッカーで電気が入ってるか確認しましたが、反応はなく0.0のままでした。

エコチェッカーで電気あんかの通電を確認している様子

このエコチェッカーはかなりお気に入りです。


電気あんかの分解手順

ここから実際の修理作業に入ります。

※注意:
電気あんかは100Vの家庭用電源を使用する家電です。作業は必ずコンセントを抜いた状態で行ってください。

① 外装カバーを外す

今回の電気あんかは、簡単でこの布カバーのものでチャックを開けるだけの簡易的な電気あんかなので簡単に中に到着します。
まずは外装カバーを取り外します。そしたらこのようなプラスチックカバーで覆われてました。

こちらは一度開けてしまうと元に戻せません。替えのカバーを使わないといけないので、私はそのようなものは持っていないので、丁寧にハサミを使って切り開いて元に戻しやすいように注意して開きました。

 

② 内部構造を確認

カバーを外してこの覆われているスポンジを外すと、

電気あんかの外装カバーを外した内部の状態 

  • ヒーター線
  • 配線
  • 温度ヒューズ

といった部品が見えてきます。

電気あんか内部のヒーター線と温度ヒューズ 

温度ヒューズは、白や銀色の細長い筒状で、耐熱チューブに包まれていることが多いです。


テスターで故障箇所を特定する

修理の成功率を上げるためには、テスター(導通チェック)を使うのが理想です。

以下を順番に確認するといいと思います。

  • 電源コードの導通
  • ヒーター線の導通
  • 温度ヒューズの導通

この中で、温度ヒューズだけが導通しない場合、ほぼ確実に原因はそこです。

今回の修理でも、温度ヒューズが完全に断線していました。

片側の温度ヒューズの断線が確認できました。

テスターで温度ヒューズの断線を確認している様子


温度ヒューズの交換作業

温度ヒューズの交換は、作業自体はそこまで難しくありません。いわば配線切って新しい温度ヒューズとリングスリーブを繋げるだけです。

電気あんかの温度ヒューズを交換する作業工程

交換時のポイント

  • 同じ温度定格のヒューズを使う
  • ヒューズを直付けせず、耐熱スリーブを使用する

特に重要なのが温度定格です。
オリジナルより高い温度のヒューズを使うと、発火・火災の危険があります。今回はこちら、250V2A117℃の温度ヒューズがついていました。

そして、ネットや近所のホームセンター等に行っても2Aというのが売ってなかったので今回は250V10A117℃の温度ヒューズにしました。温度とボルト(V)数は最低限に合わせておきたかったのでこのような選択にしました。119℃のものとかも売ってましたが本来の基準値より高いものの交換は危険だと思いました。

特に私の電気アンカの使い方は寝てる時に足元に置いて寝てるので寝てる間に発火でもしようものならそのまま埋葬です、、、

できれば安全のためにも、必ず元と同等の仕様のものを選びましょう。(自己責任になります)

ホームセンターではこちらのリングスリーブとガラスチューブを購入しました。

ガラスチューブは内径0.5mmの方を使いました。今回の私の電気あんかの場合は0.8mmだとブカブカになります。ガラスチューブを選択したのは耐熱のためです。

そして温度ヒューズはこちらのものを使用しました。

使用したヒューズ


組み戻しと動作確認

ヒューズを交換したら、ちゃんと取り付けに問題ないか確認して元に戻します。

組み上がったら、短時間だけ通電して動作確認を行います。

 修理後に電気あんかが正常に温まっている状態

じんわりと温かくなってくれば、修理成功です。そしてそのまましばらく温めて改めて中を確認しました。

何も問題なさそうでした。

追記:この修理から1ヶ月ほど経ちますが何も不具合なく使えてます。


修理して分かったこと

  • 電気あんかは構造がとてもシンプル
  • 故障原因の多くは温度ヒューズ
  • 正しい知識があればDIY修理は十分可能

「もう寿命かな」と思っていた家電が、自分の手で復活する瞬間はやはり気持ちがいいものです。


まとめ|電気あんかは温度ヒューズ交換で直ることが多い

電気あんかが温かくならなくなった場合、温度ヒューズの断線は非常によくある原因です。

正しい部品選定と安全な作業を心がければ、買い替えずに修理できるケースも多くあります。

捨ててしまう前に、ぜひ一度中を確認してみてください。
そこには、まだ使える「直せる家電」が眠っているかもしれません。

ぜひ、動画と合わせてみてもらうとより作業行程が分かりやすいです。

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【平成レトロ】なつかしカセットプレイヤーの修理!ゴムベルト交換で復活|Panasonic RQ-CW05


Twitter@kawamuraryu他にもいろいろしているのでぜひみてみてくださいね!


他にも家電修理の記事を書いているので、ぜひチェックしてみてください。

筆者プロフィールは こちらから確認できます

【平成レトロ】なつかしカセットプレイヤーの修理!ゴムベルト交換で復活|Panasonic RQ-CW05

みなさん、りゅう@kawamuraryuです。

平成レトロブームがじわじわと再燃している今、「昔使っていたカセットプレイヤーをもう一度動かしたい」「押し入れから出てきたラジカセを修理したい」と考える人が増えています。

今回修理したのは Panasonic RQ-CW05。90年代後半に発売されたポータブルカセットプレイヤーで、当時としてはコンパクトかつデザイン性も高いモデルです。

しかし、電源は入るのに再生しない…。その原因のほとんどは ゴムベルトの劣化 です。

この記事では、実際に修理できた手順を初心者目線で詳しく解説します。特別な技術は不要なので、平成レトロ家電を復活させたい方はぜひ参考にしてください。

実はこのような修理は普段ブログでよく記事にしているPS1の修理バイク整備DIYと同じく、原因を知れば初心者でも十分可能です。

こちらに実際作業していた動画もあります。合わせてチェックしてみてください。


Panasonic RQ-CW05が動かなくなる主な原因

平成〜90年代のカセットプレイヤーで最も多い故障原因は、以下の3つに集約されます。

  • ゴムベルトの伸び・劣化・断裂
  • グリスの劣化による回転不良
  • ヘッドやピンチローラーの汚れ

今回のRQ-CW05も、分解してみると ゴムベルトが完全に断裂して空回りしていました。

Panasonic RQ-CW05 カセットプレイヤーのゴムベルトが劣化して断裂している状態

つまり「よくある故障=直る可能性が高い」ということです。

今回のRQ-CW05のカセットプレイヤーがスケルトンなのでゴムベルトの状況が一目で分かるというとこも整備のしやすさが伺えます。

スケルトン仕様のPanasonic RQ-CW05 内部構造が確認できる状態


修理前に準備するもの

必要な工具

  • 小さいマイナスドライバー
  • 綿棒
  • 無水エタノール(清掃用)

交換用ゴムベルト

  • 汎用カセットデッキ用ゴムベルト
  • 元のベルトよりやや小さめを選ぶのがコツ

※ 純正部品はほぼ入手不可ですが、汎用品で問題なく修理可能です。

こちらが今回購入したゴムベルトです。元のサイズがわからなかったので、色々なサイズのゴムをセットで売ってるものを購入しました。


Panasonic RQ-CW05 分解手順

① 外装ケースを外す

まずはケースを外していきますがこちらはネジとかがなかったのでこのように隙間にカードを突っ込みました。1箇所、隙間ができると小さいマイナスドライバーをツッコミケースを外しやすくしました。

Panasonic RQ-CW05 ケースをカードでこじ開ける作業 ケースの隙間にカードを差し込んで外装を開ける様子

少しカードを突っ込むとケースのツメがはずれて浮いてきたとこに小さいマイナスドライバーを突っ込んでおきます。

こんな風にケースの間にかますだけでマイナスドライバーではケースを開けないようにしましょう。おそらくケースが破損します。

マイナスドライバーを使わずカードでケースを浮かせる工程

ケースを開けると、基板とプーリがあるシンプルな構造が確認できます。

Panasonic RQ-CW05 ケースを開けた直後の内部構造

② メカ部にアクセス

再生機構の中央付近に、問題のゴムベルトがあります。ケースがスケルトンだったこともあり症状が確認しやすくてPanasonicのRQ-CW05は整備しやすいですね。

基盤の後ろにプーリが、つまりゴムベルトがかかってる所がありましたが、基盤はハンダでじゃないと完全に外すことは出来なさそうですが、別に外さなくてもゴムベルトをプーリに引っ掛けることは出来そうです。

小さいプラスドライバーで基盤が止まってるネジを外して基盤がぐらつくくらいはさせておくといいです。2箇所程度はずしました。

 基板とプーリーが確認できるRQ-CW05の内部

多くの場合、以下のいずれかの状態です。

  • ドロドロに溶けている
  • 完全に伸び切っている
  • プーリーから外れている

今回の私のPanasonicのRQ-CW05はドロドロに溶けてベルトも切れている状態でした。


劣化したゴムベルトの除去と清掃

古いゴムベルトは 必ず完全に除去 します。マイナスドライバーと綿棒で除去しましたが、マイナスドライバーの先端にゴムが付着するので最初から綿棒と無水エタノールを使ってもいいかもしれません。

  

ゴムカスが取れたかなと綿棒で擦ってみると黒いのがつくのでしっかり黒いのが付着しなくなるまで綿棒で汚れを除去しました。

今回の私の作業の場合は無水エタノールがなっかたのでブレーキパーツクリーナーを使いました。

結構取れました。

  • プーリーに付着したゴムカスを清掃

ここを雑にすると、音揺れ(ワウ・フラッター)の原因になるため要注意です。このように綿棒に黒ずみがつかなくなるまで掃除してあげます。


新しいゴムベルトの取り付け

新しいゴムベルトを取り付けていきます。PanasonicのRQ-CW05はゴムベルトが大と小の2本が必要みたいです。

ねじれがないこと強すぎず緩すぎないテンションが重要です。

基盤の後ろの奥の方にあるプーリはこのように小さいマイナスドライバーなどでプーリに引っかけたりすると作業がやりやすかったです。

ここが決まれば、修理の成功率は一気に上がります。

小さい方のゴムベルトも取り付けます。

今回はベルトの掛け方が最初、間違っていたのでカセットのA面B面の切り替わりがうまくいかなったのとケースを閉じて再生した時に音がスローモーションに再生されてしまいました。(おそらくケースを閉じることによりベルトが圧迫されたのだと思います。)

正しくはこのようなベルトの掛け方です。下記の写真のようにゴムベルトが付いていました


動作確認と調整

仮組み状態で電池を入れ、

  • 再生
  • 早送り
  • 巻き戻し

を確認します。この時点で音が出れば ほぼ修理成功 です。音がこもる場合は、ヘッドやピンチローラーを綿棒+エタノールで清掃しましょう。


修理完了|平成レトロが蘇る瞬間

カセットが回り、スピーカーからあの独特なアナログ音が流れた瞬間は本当に感動します。私が昔に愛用していたラジカセが復活しました。

デジタル全盛の今だからこそ、

  • カセット特有のノイズ
  • 巻き戻しのメカ音
  • 手で操作する感覚

すべてが「平成レトロ」ラジカセとして価値を持っています。


初心者向け|修理して分かったこと

  • 故障原因の大半はゴムベルト
  • 高価な工具は不要
  • 失敗しても学びが多い

RQ-CW05は構造がシンプルで、初めてのカセット修理に最適な機種です。


まとめ|平成レトロ家電はまだ直せる

Panasonic RQ-CW05の修理を通して感じたのは、昔の家電は「直す前提」で作られているということ。

捨てる前に、ぜひ一度フタを開けてみてください。あなたの押し入れにも、まだ蘇る平成レトロが眠っているかもしれません。ぜひ復活させてみてください

こちらに実際作業していた動画もあります。合わせてチェックしてみてください。私の作業の失敗時の様子なども参考になると思います。


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